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中田利幸が、正式の場で言い足りなかった言葉と志を本音で書きます。


by kandamachi

JR米子駅南北一体化について

昨年の12月に市長が南北自由通路等の整備事業に向かうという
方針を表明してから早くも9か月が過ぎました。

これまで、数回にわたって米子市とJRと県の3者での協議が
行われ、現在、バリアフリー化など既に整備されたものを除いて、
自由通路や駅前広場などを整備する事について、改めて事業内容と
事業費などを調査する業務の委託がされているのですが、
現在の所ではその内容は見えてきません。

「南北一体化事業」と言っていたのを「南北自由通路等整備事業」と
改名した理由を市は、市が主体となって取組む内容を分り易く表現した
と説明していますが、私に言わせれば、これは方便で、駅の北側、そして
南側それぞれが、都市機能としてどう再構築していくかについての
意識の弱さを感じます。

市長は昨年12月の表明以前は、「南側の開発の目処」というところに
非常に拘っていた訳ですが、県知事からの協力の意向が示されて以降は、
まったくその拘りを感じさせません。

私の市長とのこれまでの違いは、開発の目処がたってからという事では
ダメだという点で、開発の必要性については共通していたはずです。

南側の開発にばかり目が行きがちですが、南北自由通路の整備に伴って
現在のJR支社ビル(駅ビル)が大きくカタチを変えることになる訳ですが、
側聞するところによりますと、JRは駅ビルをどのようにしていくのかを
決めるための前提条件が整わず困っているようです。

南側の開発については、時間軸が違ってスパンは長い訳ですが、
駅ビルは自由通路の整備と同時期になります。
この部分に、どのような施設を入れるのか、現在の駅前広場や周辺は
どの様になるのか、どのような機能が必要なのかといった条件設定が
必要なのですが、その基本的な設定が出来ない状況が続いている訳です。

このままでは、もしかしたら、現在のビルの、ど真ん中の3分の1くらいが
なにも無いスペースとなった姿、3階建てくらいの駅ビルが左にあって、
間をあけて、右側にソフトバンクのビルが建っている姿が続くことになるかも
知れません。
by kandamachi | 2014-09-04 00:06