中田利幸が、正式の場で言い足りなかった言葉と志を本音で書きます。


by kandamachi

予算委員会通過

昨日、予算委員会を開催し、14日に総括質疑が行われ、
15日から22日までの分科会が開かれ、様々な質問が
出され、当局の答弁を受けてきました。
目玉としては、「国民健康保険料の値上げ」と
「公会堂改修工事の基本設計費」のふたつでしょうか。

国保会計については、医療費の増大の一方で、高齢化や
厳しい経済状況などの影響からの被保険者の所得の減少といった
支出と収入のバランスから、基金は枯渇し、一般会計からの
繰り出しによる赤字補てんという財政構造では持たない
事から、やむを得ず値上げをするものです。
議論の中には、低所得者よりもっと所得の高い階層で値上げを
という意見もありましたが、全体のなかでの各所得階層の
人数比率からみても、「国保」の加入者の特性上、
高い所得の加入者の数は少なく、階層別の値上げ率の調整にも
限界があり、やむを得ない値上げと審議会も判断して、
当局案として出てきたものです。
国保については、国からの補てんを増やす以外には根本的に
会計の健全化はありえないと思います。市町村規模では
もともと無理な保険制度で、特に鳥取県、そして米子市といった
人口が少なく、高齢化が進み、所得の低い地域では無理な
事は明白です。
引き続き国へ制度改革と財政補てんを求めていくとしても、
現段階では値上げはやむを得ないと私も思います。

公会堂の改修工事の基本設計に係る予算ですが、
数多く質問がありました。
改修方針が不明確な段階で、基本設計費が妥当なのかどうか、
の判断はしにくく、今後の実施設計にかかる費用を合わせ見る
場合、改修方針と、発注の仕方、受注業者の技術・工法などに
よって、基本設計から実施設計、そして工事費とトータルで
みる総費用としてどうなるのか、といった議論など、不明瞭さが
深まる一方で、それに対し市長の答弁は相変わらず、これまた
不明瞭なまま。
私は、この基本設計費の予算額、そして今後の実施設計費などの
当局説明を聞いて、総額としては、全体の改修費と想定している
約15億円をもとに、その約7%という、一般的に設計費用の
予算設定をする、よくある金額のはじき方で、ざっくりとした
予算枠であると見ました。
国の補助を受けるため、その申請を基本設計費でやるか実施設計費で
やるかで、基本設計費の方が額がかなり大きい事から、しかも
年度をまたがる事が出来ない事から、今回の当局案となったと
見ています。
私としては、予算案については目くじら立てる問題とは思っては
いないのですが、市長の答弁が「現段階で国の文化財指定への
申請をする気は無い」「出来るだけ意匠に配慮しながら」
「必要最小限の費用で」「機能を維持する」この四つの言葉を
もっと改修方針として明確化しない事に議論が深まらない
苛立ちを感じています。
文化財として維持するか、しないか、これが先ず大きな分かれ道で、
ここをハッキリ言うべきです。
姿かたちが、変わっても良いかどうかで改修の仕方と費用は
随分と違います。

その他、市営住宅の建て替え事業と、今後の長延命化計画策定費など、
首をかしげるような答弁が続いており、昨日の予算委員会での
平成23年度一般会計予算案についての採決が、何年か前に
あったように否決されていてもおかしくは無い状況だという
危機感が当局にあるのでしょうか?
議会への対応の甘さと、市長の無責任さを感じます。
[PR]
by kandamachi | 2011-03-25 01:26